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サッカー新ルール導入

サッカーのルールは他のスポーツとは異なり、あまりルール変更がされない傾向にある。

しかし今年に入りサッカー界で、新ルールが2つ追加されたことをみなさんご存じだろうか。

偶然にも僕は前々からこれらの新ルールを望んでおり、導入されることで試合がより面白くなるのではないかと考えている。

では早速、この2つの新ルールを取り上げて行く。

 

1. 交代枠の増加 

国際サッカー連盟(FIFA)は3月18日、理事会でサッカー評論会(IFAB)が承認していた「4人交代制」の試験導入に同意した。

新ルールは「延長戦に突入した場合4人目の交代を認める」というもので、夏のリオデジャネイロ五輪や12月に日本で開催されるクラブW杯の他、日本も出場するU-20女子W杯において試験的に導入される。

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90分を終えてから新たに交代枠が1枚追加されることによって、肉体的に疲れている選手を交代できると同時に、延長戦で流れを変えられる選手を投入することができる。

サッカーにおいて交代出場選手の役割は大きく、代わって出場した選手が試合を決定付ける決勝点やアシストをすることは珍しくない。

戦い方によっては、後半残りわずかになると延長戦での戦いを視野に入れ、90分の内に交代枠を1枚残しておく監督もいる。

しかし、この新ルールでは延長戦になると交代枠が1枚増えるため、90分間で3枚もの交代枠が使われやすくなるであろう。

 

交代枠の使用で、2014年W杯のオランダ代表は面白い使い方をした。

準々決勝オランダ対コスタリカ戦で、オランダはPK戦になることを見据えて、延長戦が終わる前まで交代枠を2枚しか使用していなかった。

その理由はPK要員となるゴールキーパーを投入することを目的としていた。

その奇策もあり見事オランダはPK戦で勝利を収めることができた。

交代枠が1枚増えることによって、オランダのように120分間で交代枠を1枚残し、残り1枚のカードをPK要員となるゴールキーパーを投入するなどといった奇策を持ちかけてくるチームが、今後もしかしたら出てくるかもしれない。

 

2. 決定機阻止は警告(イエロー) 

日本サッカー協会が4月14日に開いた理事会で、3月の国際サッカー評議会(IFAB)で承認された改正ルールが報告された。

大きな改正点としては、従来は一発退場処分だったペナルティー内での「決定的な得点阻止」を原則的に警告とし、著しいファウルなどは引き続き退場。

今後2年間、新ルールを実施し、再検討される。

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バロちゃんごめんね。笑

 

この新ルール導入に対して批判の声が多いが、僕的には交代枠の増加よりこちらの新ルール導入を望んでいた。

その理由として、ペナルティー内で決定機阻止をした場合、レッドカードとペナルティーキックの二重にもなる罰がかなり重く感じるからである。

多くの反対派の意見として、ペナルティー内でのファールを犯す選手が増え、ファールしたもの勝ちになると言われているが、実際はそうならないであろう。

文章内に著しいファウルなどは引き続き退場と書かれていることから、「故意に」フィールドプレイヤーが手でボールをクリアするなどといった悪質行為は退場処分とされてしまう。

実際に試合を見ていると、前半の内にペナルティー内で決定機阻止をしてしまったことから1失点プラス1人少ない状況となってしまい、試合がつまらなくなってしまうことがある。

特に格下のチームがそうなってしまったら、試合を見る気さえ失われてしまう。

 

 

その他のにも話題となったゴールラインテクノロジーが、2014年W杯、イングランド・プレミアリーグ、イタリア・セリエA、ドイツ・ブンデスリーガなどで取り入れられた。

しかし、ビデオ判定システムについてはどこのリーグでもまだ導入されていない。

野球などのスポーツではビデオ判定システムを導入したが、どうしてサッカーではこのシステムを取り入れないのか。

その辺のナゾも踏まえ、ビデオ判定システムに関しての記事を、近日中に取り上げる予定だ。

 

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